大気汚染物質による繊維の黄変
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概要
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大気汚染、特に窒素酸物(NOx)は衣料品の白色部やパステル調の色の部分にポリオレフィン系フィルム包装材や保管用に使用されている段ボール箱などの酸化防止剤(BHT)が包装材やボール紙から昇華することによって大気中のNOxに反応し,繊維で黄色の色素を形成することを明らかにした。黄変を防止するためには,クエン酸処理が有効であり,又,酸化防止剤の分子構造はパラ位の-OH基に対する立体障害を有する構造の酸化防止剤の使用が有効であると考えられる。
- 京都教育大学の論文
- 1993-03-31
著者
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