ネットワーク・サーバのパフォーマンスチューニングのための基礎実験
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概要
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ネットワーク・サーバを効率よく稼動させ、パフォーマンスを向上させることは、システム構築・維持においての重要な目標のひとつである。そのために、アプリケーションレベルでのベンチマーク・プログラムや解析ソフトが数多く考案されている。一方、CPU、メモリ、ネットワーク、ディスク・ドライブといった個々のハードウェアの構成要素についても、多くのベンチマーク・プログラムが考案されている。ただ、こうした測定結果は、アプリケーション的な観点からの平均値の測定であって、ハードウェアの限界性能を検証したものは少ない。本研究では、まず個々のハードウェアの構成要素の限界性能を計測し、その計測値とデータシートより計算される理論値とを比較し、計測方法の妥当性を検証する。次に、個々のハードウェアの構成要素が限界となるような環境でのパフォーマンス測定をおこない、アプリケーション全体のチューニングへの一助とする手法を提案する。
- 2007-03-01