823 人工血小板の輸送と粘着(J13-1 生体の熱・物質輸送とその応用(1),J13 生体の熱・物質輸送とその応用,2005年度年次大会)
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概要
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We examined how the deformability of the particle influenced on the adhesion of particle to vWf surface, the concentration profile in flow channel and the dispersion coefficient in vitro for developing the artificial platelet substitute. We employed recombinant GlycoproteinIbα conjugated Latex Beads (rGPIbα-LB) and rGPIbα conjugated phospholipid vesicles (rGPIbα-vesicles) as platelet substitute. These particles were observed at high wall shear rate (1500 s^<-1>) with a 40% hematocrit in rectangular flow channel (height and width were 200μm), which had von Willebrand factor (vWf) surface. The rGPIbα-LB adhered to vWf surface firmly, but rGPIbα-vesicle repeated attaching to vWf surface and detaching from vWf surface. The concentration-peak of rGPIbα-LB was near vWf surface more than that of rGPIbα-vesicle. This result shows that rGPIbα-LB existed near vWf wall more than rGPIbα-vesicle. It is considered that this characteristic makes rGPIbα-LB easier to attach to vWf surface than rGPIbα-vesicle. The mobility of rGPIbα-vesicle is bigger than rGPIbα-LB in blood flow, because the dispersion coefficient of rGPIbα-vesicle was bigger than that of rGPIbα-LB. If the particle conjugated only rGPIbα-LB or AMS (rigid particle) is better than vesicle (particle with deformability) from viewpoint of adhesion and concentration profile. But the mobility of rGPIbα-vesicle is bigger than rGPIbα-LB in blood flow. We must consider which carrier we employ based on those characteristics.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 2005-09-18
著者
-
土田 英俊
早稲田大学
-
土田 英俊
早稲田大学理工学術院先進理工学研究科
-
池田 康夫
慶應義塾大学病院血液内科
-
池田 康夫
慶応義塾大学医学部附属先端医科学研究所
-
鈴木 健一
慶大院理工
-
田村 典子
東海大医
-
後藤 信哉
東海大医
-
武岡 真司
早大理工
-
谷下 一夫
慶大理工
-
緒方 亜美
慶大院理工
-
池田 康夫
慶應大医
-
藤田 英輝
慶大院理工
-
後藤 信哉
東海大
-
田村 典子
東海大
-
池田 康夫
慶應義塾大学内科
-
池田 康夫
慶應義塾大学医学部内科
-
緒方 亜美
コーセー
-
土田 英俊
早稲由大学 理工学総合研究センター
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