授業評価アンケートデータから見えてくるもの : 講義科目に焦点をあてた分析
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概要
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本報告は,平成16年度に全学で実施された授業評価アンケートデータを分析したものである。専門講義科目および総合講義科目に焦点を当てて分析を行った結果,現行のアンケート項目では,授業内容の評価に関わる設問12〜設問22の評定値の相関が非常に高いため,授業の総合評価を良くするためにはどのような点を改善すべきかといった詳細な分析をすることは難しいことが分かった。また,設問12〜設問22の評定値を平均した「総合スコア」(授業の総合評価に相当する指標)に対して受講人数と教室の規模が及ぼす影響について分析した結果,受講人数が100人までは受講人数の増加にしたがって「総合スコア」は単調下降し,100人を超えると下がりきってフラットになった。また,授業間の「総合スコア」のばらつきを調べると,受講人数が100人を超える場合は,授業ごとに「総合スコア」の差がはっきりと出てしまうことが示唆された。さらに,授業が実施される教室の規模も「総合スコア」に影響を及ぼしており,教室の収容人数が100人を超えると「総合スコア」が「良い(評定値4)」を割り込むことが示された。
- 2005-11-30
著者
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