ブラジルのなかの広島.ブラジル,サンパウロ市で開かれた原爆被爆生存者の絵画展に関する考察
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概要
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昨年、広島と長崎で原爆死没者を慰霊する被爆60周年記念事業が実施された。世界中のメディアはこの事実を広く報道した。では、ブラジルでは広島、長崎への原爆投下についてどのようなイメージが存在するのであろうか。本稿では、昨年サンパウロ市の現代美術館で催された被爆生存者の絵画展以前と以後でブラジル人が原爆投下に対してもつイメージがどのように変化したかについて考察したい。このような対話は戦争と核兵器のない世界を願う人々にとって大きな重要性をもつだろうからである。
- 2006-03-28