造形の学びが連鎖する状況を創り出す授業力に関する考察
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概要
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図画工作科における学びを,どのように連鎖させていくことにより,授業の深化を図ることができるか,そのために教師はどのような役割を果たすことが必要かについて,実践的反省を試みることにより明らかにしていくことが本研究の主なねらいである。そのためには,授業力の向上には,子どもの造形の学びの実態把握,題材解釈の深化,授業パフォーマンスの三要素が必要であると考え,授業力の向上を図るためにはどのようなことが有益であるかについて,子どもたちの資質や能力の発揮や変容をとらえ,分析・考察していくことにする。分析・考察にあたっては,附属平野小学校での授業実践と授業レフレクションを実施することにより,連鎖する状況をとらえ,駆使される資質や能力と学びの成果を追究することで,その効果を探ることにした。子どもたちが資質や能力を発揮や変容の状況をふまえ,三要素を有機的に関連づけることで,成果をあげることができた。
- 大阪教育大学の論文
- 2006-09-29