子どもの自発性を重視した障害児保育実践 : 家族・他機関との連携を視野に入れた事例
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概要
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本論文では,軽度発達遅滞と診断を受けた幼児の保育所での保育実践を紹介する。発声・発語の強制による言葉の減少や意欲の低下に対応するために,子どもの自発性に着目し,保育所での保育に加え,家族への援助,他機関との連携も視野に入れ,援助を行った。なお,保育の効果測定には「行動発達スケール」およびシングル・ケース・デザインを用いた。援助の結果,子どもの発語の増加,他者への関心が増加し,親子関係も好転した。障害のある子どもの保育においては,子どもの意欲や自発性に着目して援助することの重要性が浮き彫りとなった。
- 神戸親和女子大学の論文
- 2005-03-01
著者
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