ハイドロキシアパタイト表面のバイオ産業での応用と将来の課題(<特集>バイオ・有機材料研究の最新動向)
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概要
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ハイドロキシアパタイト(Hap)の表面は金属イオン,アミノ酸,タンパク質,ウイルス,細胞など多様な物質を吸着保持する能力を持つ.Hapのこの性質は,タンパク質分離用のクロマトグラフィーカラム,免疫化学反応用基材,付着性細胞培養担体などに応用されている.本稿では,Hapの表面と物質吸着のメカニズム,そのバイオ産業分野におけるHapのアプリケーションに関して解説した.現行のアプリケーションは, Hap素材を高度化することで,例えば,キャピラリーモノリスカラム,体外診断薬用基材,薬剤担体,組織培養工学手法により細胞を複合化した再生医療用の足場材料などへ発展して行く可能性があり,そのためには結晶学的見地から評価された素材が用いられるべきである.
- 2006-12-31
著者
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山本 晃
ペンタックス(株)研究開発本部インキュベーションセンター
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飯森 祐介
ペンタックス(株)研究開発本部インキュベーションセンター
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黒澤 八重
ペンタックス(株)研究開発本部インキュベーションセンター
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山本 晃
旭光学工業株式会社ニューセラミックス部
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