歩行者系道路舗装材のユニバーサル性考察のための素材特性の把握 : 公設試験研究機関のデザイン指導における製品評価の事例(2)
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概要
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熊本県工業技術センターでは,ゴムチップ製の弾性舗装材を製造,販売するつちやゴム株式会社と共にワーキンググループを形成し,歩行者系道路舗装材のユニバーサル性向上について検討することになった。検討にあたり,歩行者系道路の快適性と安全性を歩きやすさと転倒時の安全性と設定した上で,実際の歩き心地などと関連づけるための物性値の測定を行った。その結果,次のような舗装材の素材特性を得ることができた。1)ゴムチップ系の舗装材は,クッション性や透水性,衝撃吸収性に優れているものの,車椅子走行性は低い。2)アスファルト,コンクリートブロックは,クッション性,衝撃吸収性はあまり良くないが,すべりにくい。車椅子は走行しやすい。3)レンガ,タイルは,クッション性,衝撃吸収性が悪く,雨天時にはすべりやすい。
- 日本デザイン学会の論文
- 2006-11-30
著者
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