産卵鶏の血清および臓器アルカリ性フォスファターゼアイソザイムについて
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概要
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産卵鶏のアルカリ性フォスファターゼ(AP)アイソザイムの臓器特異性および卵殻形成時の血清AP活性の増加についてアイソザイム活性の観点からその変化を明らかにした。産卵鶏の十二指腸APアイソザイムは血清APと同様に2つのアイソザイムからなっていた。すなわち,FタイプはFとB,SタイプはSとBアイソザイムの2本のバンドを持っていた。骨(大腿骨)および骨髄骨細胞のAPアイソザイムは血清中のBバンドに相当する1本のバンドのみ検出された。これら臓器中APアイソザイムをノイラミニダーゼや尿素および熱処理したところ,血清APアイソザイムと同一の反応を示した。卵殻形成時の血清AP活性の増加はBアイソザイムの増加によっていた。
- 1996-10-31