看護学生の精神障害者に対するイメージ : 1年次学生を対象にして
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概要
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本研究の目的は,実習において精神障害者とコミュニケーションをとっていく必要がある着護学生にとって精神障害者に対するイメージとはどのようなものであるかを明らかにすることである。対象者は看護系短期大学1年生42名(うち男性2名)であり,調査方法は質問紙法による調査を実施し,分析方法は回答を一文ごとにコード化し,内容を検討した。その結果,42名の学生から,精神障害者のイメージについて合計142の回答が得られた。得られた回答内容を1文節1内容を類型化しカテゴリー別に集計した。精神障害者との接触経験の有無による回答内容に大きな差は認められなかった。結果の中に,「精神看護学を学ぶ前は,頭のおかしな人というイメージでした。」「授業を受けてからは,精神障害にはストレスもあったりと,とても身近なことのような気がするようになってきた」など,授業をとおして知識を深めていく中で精神障害者に対するイメージが変化していることも示唆された。
- つくば国際短期大学の論文
- 2006-06-20
つくば国際短期大学 | 論文
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