ライフサイエンス技術政策の動向と生命科学研究所提案研究プロジェクト
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
科学技術に求められる課題の多くは、社会が生み出したさまざまな要因の複合したものであるが、科学技術の負の所産と見なすべき側面がある。こうした諸課題の解決に向けては、人類の発展のなかに、新たな視点での科学技術の創出が必要であり、また、持続可能な社会を構築することが重要である。わが国の科学技術政策は解決すべき緊急度の高い課題を軸にして重点的に資源の配分等の政策が決められ、国の政策の一端として研究プロジェクトを提案する際には、その基本は科学技術基本法であり、重要政策の対象は、基礎研究とライフサイエンス分野、情報、通信分野、環境分野およびナノテクノ分野である。生命健康科学研究所のプロジェクト研究計画案のコアシナリオでは、国の科学技術政策の方向性を把握した上で、さらに研究の独創性とアイデンティティを追求したものでなければならない。そのためには、プロジェクト研究の企画と実行にあたって、国や世界の研究や政策の動向、産業界や関連する斯界の動向などの調査機能を育成し、強化しなければならない。
- 中部大学の論文