良い薬をつくるには
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
良い薬とは、その病気を効果的に治しうる治療薬、あるいは、病気の発症を阻止する予防薬であろう。漢方の世界では、まだ病気ではないけれども近い将来病気になるような場合、その状態を「未病」として捉え、積極的に治療する場合がある。つまり未病を治すことになり、これは今でいう病気の予防と同義である。このことを可能にしているのは、漢方独特の概念である「証」を用いた病気の診断方法のためである。実際の良い薬を作るには、病気や薬そのもの、生命現象を理解するための医学、薬学、理学に加え、農学、工学の英知を結集させ、臨んでいく必要がある。
- 中部大学の論文