生活習慣と健康づくりと生活習慣病の予防
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概要
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多くの疫学研究から、がんその他の生活習慣病の原因・危険因子が解明されてきた。その結果、生活習慣とがんその他の生活習慣病の間に密接な関係があることがわかった。生活習慣病の内、発がんリスクを高める生活習慣関連危険因子としては、喫煙、多量飲酒、食生活(塩辛い食物や動物性脂肪の多量摂取など)、肥満などがあげられ、予防因子としては新鮮野菜、果物、食物繊維、運動などがあげられている。これらの危険因子と予防因子の多くはがん以外の生活習慣病や健康増進にも共通することがわかった。生活習慣の是正(禁煙、適切な食生活など)により生活習慣病の予防と健康増進が可能であり、生活習慣の是正により約25%のがんの予防が可能であると推計された。
- 中部大学の論文