軽費老人ホームA型の今後の選択 : 特定施設化についての考察(研究課題:軽費老人ホームの現状と課題,I 共同研究)
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概要
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私たち共同プロジェクトは2004年11月に軽費老人ホームA型の実態調査を実施した。その中で以下のことが実証された。現在,A型の入所者は高齢化に伴い要介護者が増加している。しかし,自立した高齢者のために創設された当施設は,建物の構造上においても職員配置においても要介護者にとっては不十分であり,今後どうあるべきかを模索している。国は介護保険制度による特定施設に移行して,要介護高齢者の生活を保障することを奨励している。しかし,特定施設化するには構造基準や職員数において大幅な変更が求められ,経営面においてもリスクを伴う。現在A型は特定施設化して要介護老人を積極的に受け入れるか,それとも従来の自立した高齢者の生活の場として機能するのかの選択に迫られている。当論文では,これらを鑑み,特定施設化に伴う諸問題を考察した。
- 2006-05-31
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