韓国産黒ヤギ(Capra hircus aegagrus)におけるMycobacterium avium subspecies paratuberculosisの血清疫学調査(細菌学)

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概要

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116群の黒ヤギ由来の総計582個体の血清が,韓国産黒ヤギ(Capra hircus aegagrus)におけるMycobacterium avium subspecies paratuberculosis(Mpt)の血清学的罹患率調査のため,商業的に入手可能なELISAキットにより解析された.1群当たりに採取されたヤギの平均個体数は,韓国の北部,中央部および南部でそれぞれ5.11,4.66,5.38頭であった.Mptのヤギ群およびヤギ個体に関する明瞭な局地的罹患率はそれぞれ18.2〜38.2%および4.6〜15.3%と推定された.Mpt陽性ヤギは北部(9個体)や中央部(1個体)よりも主として南部(28個体)で見つけられた[χ=14.459(P<0.05)].我々の知見はMptがヤギ集団間に浸潤しているが,局地的多様性が存在することを示している.
社団法人日本獣医学会の論文
2006-12-25

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