側壁付着型2安定素子の設計に関する研究
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概要
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Abstract To find optimum parameters of a bistable wall attachment amplifier having higher recovery pressure, an experimental research is performed using devices with two different types of splitter.Devices with a wedge type splitter(1),(3) are not so good for obtaining higher recovery pressure because of mixing reattached flow with surrounding fluid in the output duct. For avoiding this phenomenon and getting higher recovery pressure, devices with a pentagonal splitter(2) ,(4) was originated so as to obtain the optimum output duct width free from the position of the splitter tip. As compared with devices with the wedge type splitter, the remarkable merits of devices with the pentagonal splitter are observed. The recovery pressure gaind by closing the output duct is in most cases less 45% of the supply for devices with the wedge type splitter, but over 45% for devices with the pentagonal splitter. 側壁付着型2安定素子の設計には数多くの変数があって,その設計基準を定めるのは非常に困難である。本報では高い回復圧を得ることを目的として,スプリッタの形を楔形と駒形の2通りに変え,その各々に対してベント位置,スプリッタ角を変えて実験を行なった。 楔形のスプリッタを持つ素子は,出力端で再付着流とまわりの流休とが混り合うために一般的に高い回復圧が得られ難い。ところが駒形のスプリッタを持つ素子は,楔形のスプリッタを持つ素子が起す上記のような現象はなく,下記に示すような著しい利点がみられた。 (1) スプリッタの位置に関係なく出カダクト巾を一定にできるので,統一的な実験が行なえる。 (2) 回復圧が非常に高い(楔形の場合は45%以下,駒形の場合ほ45%以上)。 (3) メモリタイプの素子が多く得られる。 又,ベントに関しては,3次元方向にベントを開けた場合には,製作が容易であるいう利点があるが,積重ねて使用することができない,回復圧が低くメモリタイプの素子が少ないなどの欠点が多いことから,ペントは2次元方向に開けるのが望ましいということがわかった。
- 山形大学の論文
- 1971-03-20
著者
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