合成洗剤成分のヒメダカへの影響(1) : 陰イオン界面活性剤の半数致死濃度を中心として
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概要
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水質汚染の原因の一つである合成洗剤中に含まれる陰イオン界面活性剤の急性毒性試験を行った。その結果,和光純薬工業株式会社のLAS(直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)のTLm24は5.76ppm,ナカライテスク株式会社のLAS(ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム)のTLm24は30.50ppm,関東化学株式会社のABS(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)のTLm24は36.78ppmとなった。今回の実験では,ABSよりLASの魚毒性が強いことが再確認された。また,同じLASであっても,試薬メーカーによってその毒性が大きく異なることが明らかとなった。
- 東海大学の論文
- 2006-03-30