認知症患者のリハビリテーション : 一症例による長期観察の結果から(シンポジウムテーマ:「ことばの障害とその支援」,2005年度倫短期大学 第3回公開講座)
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概要
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発症から5年を経過した認知症患者に対し,1年間の神経心理学的訓練と2年間の観察を行った.その結果,訓練を行った1年後には,それ以前の成績に比し知能および記銘力共に改善がみられた.しかしながら,その後の訓練を行い待なかった2年後には,全ての成績で低下が認められた.1例ではあるが,不可逆性といわれている認知症であっても様々な刺激を与えることにより,その進行が止まったり改善される事が示唆された.以上より,軽度あるいは中等度の認知症患者に対するリハビリテーションは有効であると思われた.
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