働きながら学ぶ学生の仕事と学業の両立の要因 : 看護系大学院修士課程に学ぶ学生の分析をとおして
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概要
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今回の研究目的は,看護系大学院修士課程に学ぶ学生を対象に,働きながら学ぶ学生の仕事と学業の両立の要因をあきらかにすることである。なお,人権・権利・義務なども含め検討する。対象者は研究の目的に同意が得られた7名で,主に自由回答方式と半構成的質問紙を用いたインタビューを実施し,これらを逐語録(データ)として分析した。その結果,以下の6つのカテゴリーを抽出した。1)「本人の努力;履修と勤務のやりくり」,2)「院生同士や教授のサポート」,3)「職場の上司や同僚の配慮;学ぶ権利の応援」,4)「学ぶ喜び;自己実現」,5)「家族の負担と協力」,6)「本人の健康管理」今回の研究では,比較的人権・権利・義務といったことに対して,職場側,院生側で,お互いある程度の理解・配慮を示しながら,すすめていけた点,意義がある。