CALLによる高校でのオラルコミュニケーション教育とその効果
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概要
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本論文では福岡の高校で行ったCALL (Computer Assisted Language Learning)の効果について検証する。このリサーチは通常の教科書を使った教室でのオラルコミュニケーション1の授業とダイナミックイングリッシュ1のテキストを使用したコンピュータルームでの授業を体験した186名の高校生を村象に行った。さらに下記の質問に対する回答を調査した。その1「生徒は通常の教室での授業をコンピュータールームでの方が英語の学習効果があがったか。」その2「生徒はコンピュータールームで学ぶ際、プレティーチングから得たものがあったか。」その3「生徒はコンピュータールームでの授業を楽しいと感じたか。」参加者に対しては、50分授業を5レッスン受ける前と受けた後にそれぞれ、その学習進度とCALLに村する態度について査定し、その結果について分析と比較を行った。このリサーチの主な結論としては、(1) CALLは成績のあまりよくない生徒に対して最も効果がみられた。(2)コンピューターを使っての学習に村する学習者の態度は、目的の言語のプレティーチングがあった場合の方が好評である。(3) CALLによる授業は楽しい。があげられる。さらに、生徒の大半がCALLによる授業をもっと続けて欲しいと感じていたようである。
- 2006-03-31