親の叱りことばの表現と子どもの受容過程に関する研究(1)
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概要
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子どもは,普段からの親の自分に対する態度や関わり方からいろんなことを感じ取っており,日常の"叱られる"という場面でちょっとした叱りことばの違いに敏感に反応しているといえる。本研究は,親の用いる"叱りことば"をいくつかのタイプに分類し,どのような叱り方が子どもに受容されやすいかということ,さらには,親の自分に対する日頃の関わり方を子ども自身がどのように認知しているかによって,同じ叱り方でも受け止め方に違いが見られるのではないかということを調べることが目的である。結果としては,「人格評価」や「突き放し」といった叱り方は子どもに反発感情を生じさせるが,親との信頼関係の有無が重要な媒介変数であることがわかった。
- 2003-03-18
著者
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