南九州地方における特殊土壌の層序及び粒度について
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概要
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1.いわゆるシラス地帯の層序は, その箇所毎に地層断面型区々であるが, 大体シラス層の上部は各種のローム層を以つて被われているのが普通である.2.シラス地帯の崩壊は崩土として流出するものは量的にシラスが大部分を占め, また, 崩壊面もシラス断面が人の目を惹くけれども, 崩壊の起因としては上部ローム層との関係が影響すること大である.3.シラス層, ローム層共にその性質は実験の結果場所毎にその数値に非常な差があり, また, 土質毎にも相違があるから侵蝕崩壊等の関係においても個別的に注意を払わねばならぬ.
- 鹿児島大学の論文
- 1955-11-30