暖地における青果用パインアップルの無加温ビニールハウス栽培に関する基礎的研究
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概要
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パインアップルをその生育低温限界に近い無加温のビニールハウス内で栽培し, 黒色ポリエチレンフィルムによるマルチ(b), 透明ポリエチレンフィルムの, トンネル被覆(c), および上記2つの処理を組合せた処理(d)を行い, それらが生育に及ぼす影響を無処理区(a)と比較検討した.1.生育状態はb区が最もよく, ついでd, c, aの順であった.2.b処理は地温の上昇とその保持には極めて有効であった.3.c処理は保温効果は高いが地温および気温の上昇についてはb処理と同じ位かもしくは少し劣る傾向が見られた.4.実際栽培への応用としては, 生育に及ぼす効果, 管理あるいは資材の点からb処理が適切と考えられる.
- 鹿児島大学の論文
- 1968-02-15