マメハンメヨウ個体群の羽化期の幅は前年の擬蛹化期の幅に比していちじるしく短くなるが, これは休眠消去に対して低温接触前の温度がまったく作用しないことに基く.つまり休眠離脱に必要な温度条件が休眠開始の早晩とは無関係にすべての個体を通じて同一になるからである.
Entomological Laboratory