エンパワーメント概念と南アジアにおける女性のためのエンパワーメント・プロジェクト再考
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概要
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ジェンダーの視点を中心に据えたGADアプローチが開発に取り入れられた80年代半ば以降、その核心となる'エンパワーメント'といった概念に対する認識は広まりをみせた。しかしその概念は依然として多義的に、曖昧に使われ続けており、それらが実践に移されると概念のさらなる単純化が志向されている。その傾向は、現在主流化しつつあるマイクロファイナンスに伴いさらに加速しているといえる。したがってこの論文では、はじめにエンパワーメントをめぐる概念を概説し、バトリワラ(1994)による南アジアにおけるエンパワーメント・プロジェクトの分類を基に、南アジア、特にインドにおける外部主導型のエンパワーメント・プロジェクトを概観する。それにより、理論と実践の相関関係とその乖離について考察することを主たる目的とする。
- 城西大学の論文
- 2003-10-01
著者
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