ゼネラルエレクトリック社の全社レベル戦略の論理(第2報告,自由論題報告,日本経営教育学会 第53回全国研究大会)
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概要
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GEが多角化した企業であり、成長率および収益性の高い企業であることは周知の事実である。本報告はこのGEの全社レベル戦略について、2つの枠組みの視点から分析している。1つはどの事業領域を対象とするのかという決定である。この決定を行うための論理として従来からシナジー効果、リスク分散論、ポートフォリオ理論が利用されてきている。第2の枠組みは、対象とした事業領域が持続的に価値創造の最大化を行えるようにするための本社機能についての決定である。この論理としては、ペアレンティング理論が存在する。しかしこの分野についての十分な分析は存在しない。この第2の枠組みから解釈しなおすことでより正確にGEの全社レベル戦略を理解できるものと考えられる。本報告はこの2つの枠組みからGEの全社レベル戦略を捉えなおし、新たな考えに基づいてGEの成長の原因を明らかにし、また問題点を指摘する。
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