イギリスにおける病院経営のガバナンス(第1報告,自由論題報告,日本経営教育学会 第53回全国研究大会)
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概要
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今日の日本における医療制度および病院経営をめぐる動向は、極めてイギリスと類似しつつあるといえよう。イギリスでは、国営の医療制度内において、個々の病院における民営化が加速している。そして、ファンデーション・トラストと呼ばれる先駆的な病院は、コーポレート・ガバナンス改革を行うようになった。さらに、それは、コーポレート・ガバナンス原則を活用しながら、トップ・マネジメントの改革を実践しているのである。このことゆえに、筆者は、イギリスにおけるコーポレート・ガバナンス改革が、医療制度改革において迷走をつづける日本の病院に重要な示唆を与えると考えている。そこで、本報告では、ファンデーション・トラストにおけるトップ・マネジメントを明らかにするとともに、コーポレート・ガバナンス原則の視点を用いて、経営機構改革と情報開示・透明性とについて、いかなる実践がおこなわれているのか、について報告する。
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