子どもの入院に母親が付添うことによる同胞に与える影響
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概要
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総合病院小児病棟で,乳幼児期の子どもの入院に付き添った母親を対象に,母親が病児に付き添うことによって,家に残された同胞に及ぼす影響の実態を知ることを目的に調査をした。その結果,同胞の年齢は乳幼児期が67.9%で,祖父母が同胞の世話を協力していた。母親は同胞に精神面の影響が起こらないように,「毎日電話をする」,「病院に来た時は同胞とだけの時間を作る」等の意識的な関わりをしていた。入院による同胞への影響の内容は,「甘えが強くなった」「わがままが多くなった」等であった。その対応としては,父親・祖母に相談していた。同胞の変化・影響と病児の入院期間・家族形態・付き添い交代の有無との関係に有意差はみられなかった。
- 島根県立看護短期大学の論文
- 2002-03-31
著者
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