精神看護実習における言語的コミュニケーションの困難性 : 対話場面の交流分析より
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概要
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看護学生の対人コミュニケーションに対する関心度は高く,その技術向上を精神看護実習の目標にあげてくる学生は多い。しかし,学生は精神疾患患者の特性などに影響され,実習場面では言語的コミュニケーションを技術として実施するどころか患者との対話そのものに困難を感じていた。そこで,精神看護実習におけるコミュニケーションの困難性や,意義を明らかにする目的で患者と学生の対話場面を交流分析した結果,実習前後では学生の言語的コミュニケーション・パターンはほとんど変化しないことが分かった。また,患者の言葉解釈が困難であるため,学生の一方向的コミュニケーションの傾向にあり,同時にこのコミュニケーションは学生自身の内省や自己洞察を導くイントラ・コミュニケーションとしての学習効果があることが推察された。
- 2001-03-31
論文 | ランダム
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