一宮市環境循環型農業の発展とISO
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概要
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"生ゴミは厄介なもの不要なもの"から発想を転換、"生ゴミは貴重な資源である"として、一宮市環境循環型農業試験事業は、平成16年度から同環境循環型農業実証事業と名称を変え、再スタートした。実証事業では従来の生ゴミの完熟堆肥化に加えて新たに「高速一次処理生ゴミの完熟堆肥化」の試験が加わった。これは電動処理された乾燥生ゴミを完熟堆肥化しようという試みだ。一宮市環境部と同経済部農業振興課の取り組みである。乾燥生ゴミの完熟堆肥化の試みが、どのような展開を見せるか興味深い。広大な濃尾平野に位置し、真ん中が街、周辺を農村が取り巻くこの一宮市で、市民の出した生ゴミを完熟堆肥化し、地元の生産者がそれを使って農産物を作り、その地場の野菜を市民が利用するという循環型農業は、ISOの理念にかなうものである。平成18年度から本学の実証事業参入も予定されている。これらの背景を考察する。
- 一宮女子短期大学の論文
- 2005-12-21