<個人>と<社会>,その統合としての社会福祉の諸概念-社会福祉学原論ノート
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概要
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<個人>と<社会>に分解された近代社会において、その両者を「個人のニーズ」充足を介して「社会のゴールに奉仕する」ものとして出発した社会福祉的統合が今日どのように限界をもつに至っているかを明らかにする。とくに、近代社会の「自立する個人」と「普通の生活」に基盤をおいた自立、権利といった、この統合をつなぐ社会福祉の諸概念がもつ基本的な矛盾について検討する。またこれを克服する方向として、社会福祉の分野論的発想を超えた問題把握を前提とした諸概念のオールタナテイヴを模索する。
- 首都大学東京の論文
- 1998-03-25
著者
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