北海道中部,三笠地域の始新統幌内層の寒流系軟体動物化石群集

スポンサーリンク

概要

• 論文の詳細を見る

• 北海道中部,三笠地域の幌内層下部(中部始新統上部)から,軟体動物化石二枚貝10種,巻貝2種の計12種を採集した.貝化石の散在的な分布や合弁を示す産状から,自生群集であると考えられる.本化石群集は,Malletia poronaica及びCyclocardia tokudaiを特徴種とし,Acila picturata Portlandia watasei, Conchocele bisecta, Periploma besshoense orectospira wadanaなどを随伴する.Malletia-Cyclocardia群集は下部浅海〜上部深海,泥底の環境を示すものと推定される.

• 地学団体研究会の論文
• 2000-11-25

著者

• 鈴木 明彦

  北海道大学水産学部生産基礎生物学講座

• 鈴木 明彦

  Department of Earth Science, Iwamizawa College, Hokkaido University of Education

関連論文

• 渡島半島南部日本海側鶉層から産出したAnadara amiculaを伴う前期更新世貝類群集
• 北海道中部,三笠地域の始新統幌内層の寒流系軟体動物化石群集
• 生物タホノミー(用語解説)
• 西南北海道岩礁海岸における潮間帯の生物群集と遺骸群集(フォト)
• An Eccene cold - water molluscan assemblage from the Poronai Formation in the Mikasa area, central Hokkaido, northern Japan
• 西南北海道美利河-花石地域の瀬棚層の堆積環境
• 西南北海道黒松内地域の瀬棚層の貝類化石群

スポンサーリンク