ディーゼルエンジンの排気ガスによる植物への影響
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概要
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デイーゼルエンジン車の排気ガスを一日2回直接受けたスイセンを採取し, XRF, SEM-EDX, TEMで観察および分析を行った.排気ガスに汚染されたスイセンの葉は黒色に変色し,気孔の内部及び周辺には,Sを含む多量の微粒子が被覆し, Al, Si, Cl, Ca, K, Feの増加も認められた.これらの結果は,ディーゼルエンジンの排気ガスが植物の光合成などの生理作用に,短期間で大きく影響を及ぼすことを明らかにした.
- 地学団体研究会の論文
- 1996-03-25
著者
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田崎 和江
Department of Earth Sciences,Kanazawa University
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周 国平
金沢大学理学部
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周 国平
Department of Earth Sciences, Kanazawa University
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馬飼野 光治
Department of Earth Sciences, Kanazawa University
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田崎 和江
Department Of Earth Sciences Kanazawa University
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