自律経営課題解決能力を磨く(第3報告,自由論題報告,日本経営教育学会第54回全国研究大会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告は、組織がその取り巻く環境変化に適時・適切に対応していくために必要である自ら、経営課題を解決しきる組織としての能力を磨き上げる考え方と進め方について述べる。その特徴は「動機付けのプロセスマネジメント」にある。部門単位による経営課題解決プロセスにおいて「目標-手段構造の共有」、「活動品質のための気づきサイクル」、「活動結果説明責任を重視したコミュニケーション(Accountability Based Communication:ABC)」や、「社内コンサルタントによるハンズ・オン・サポート」などの仕掛けを部門長が活用しながら、実践を通じた課題解決能力を開発する取組である。能力開発の最終成果目標は経営課題解決であるが、当アプローチが目指すのは、組織として経営課題解決のために「何」を「どのように」すべきかを常に、「何故(何のため)」との関連で自らが、考え、行動することの重要性を自覚し、実践を通じて成果を生むための意欲と能力を高めることを通じて、この業務スタイルが組織として、またメンバー一人一人が日常業務の中で実践されつづけることである。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2006-10-27