超伝導と強磁性の共存状態に於ける磁気双極子相互作用のいくつかの役割について
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概要
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超伝導と強磁性の共存状態に於いて,磁気双極子相互作用が長波長スピン波エネルギーに与える影響を考察し,スピン波エネルギーの縮退の出現或いは消失がLondonパラメータと試料の大きさ(または個々の磁区の平均的な大きさ)の比に強く依存することを指摘する。膜状試料に於ける磁気双極子相互作用についても考察し,Meissner効果によって膜の磁気形状異方性が増大することを示す。更に,いくつかの磁区構造の安定性についても議論する。
- 物性研究刊行会の論文
- 1984-11-20
著者
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