317 簡単な直線形建物による終日影(計画)
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概要
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建物に生じ得る恒久影を考える上には、手段として先ずそれ等の建物の終日影を求める事を考えねばならない。筆者は各時刻の陰影を求め、それ等を綜合して終日影の輪廓線(終日影線と呼ぶ事にする)を決定せず、極射影の持つている次の2性質を利用して、a)空間直線との間の直線一円対応性b)空間点との等方位対応性終日影線上の点を直接求める事を考えた。例として取扱つた建物の形は第1A図、第2A図、第3図[B]、及び第4図に示す様な、棒状プラン、∟型プラン、⊐型プラン、□型プランである。考慮の範囲は|φ|>23°27′の地域とした。|φ|⦤23°27′の地域では、これ等の形を持つ建物に限らず、普通の直線形プランを持つ建物には恒久影を生じないので、恒久影を主目標として終日影を考え様とするのであるから、暫く除外したが、これ等の地域の建物の終日影を描く事も同様の方法に依つて可能である事は勿論である。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1956-10-05
著者
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