Estrangeloの古文書デジタル化と半自動認識の支援システムについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
古代シリア語のEstrangeloの古文書のデジタル化と翻訳のための半自動システムの提案を行った。本システムの一つの特徴は統計の世界でよく知られたフリーの統計ソフトRをベースにしていることである。その意義は誰でも使用できる事と、解析のどの時点でも統計的な手法に容易にアクセス可能な点にある。また、システムのGUI化をRと連携できるTcl/TkまたはJavaを用いて行うことにより一層使用しやすいシステムとして提供することができる。また、Rの不得意な部分をCなどで補うことも考えている。二つ目の特徴はEstrangeloの語幹を手がかりに単語の特定を行う点にある。これはradicalを手がかりにする漢字認識と同じ発想である。三っ目の特徴は偏微分方程式方による画像修復法や機械学習・統計学的手法による分類手法など最新のパターン認識手法がシステムに組み込まれていることである。本報告では全体の構想とシステムのデジタル化の部分の考察を行い、GUI化や単語認識過程の部分は検討中であり、構想を述べるにとどめた。最後に、今後の検討課題についても言及した。
- 2006-10-27
著者
-
坂田 年男
九州大学大学院 芸術工学研究院
-
坂田 年男
九州大学芸術工学研究院
-
貞廣 泰造
熊本県立大学環境共生学部居住環境学専攻
-
Chin Tan
九州大学芸術工学府、九州大学芸術工学研究院
-
坂田 年男
九州大学芸術工学府、九州大学芸術工学研究院
関連論文
- 正準相関分析と注視特性による顔表情画像からの感情の測定法
- 40447 密集した漁村集落の構成と微気象 : 熊本県牛深市真浦・加世浦地区での観測 その2(住宅地の環境設計, 環境工学I)
- 515 集落内の路地と空き地が微気象に及ぼす影響 : 密集した漁村集落の生活環境に関する研究 その4
- 絶対正則なテンソルの同値性について (日本計算機統計学会第24回シンポジウム論文集) -- (セッション1B)
- 絶対正則なテンソルの同値性について(セッション1B)
- $(-\beta)$-展開の性質について (準周期秩序の数理)
- 注視特性と正準相関分析による顔表情や感情の測定法(視聴覚技術,ヒューマンインターフェース)
- 伊庭幸人・種村正美・大森裕浩・和合 肇・佐藤整尚・高橋明彦, 計算統計II, 岩波書店, 2005年
- 混合ドミノタイリングの連結性
- Estrangeloの古文書デジタル化と半自動認識の支援システムについて
- トーラス型ネットワーク上の効率的なブロードキャスト方式について
- 顔画像解析による人間の快・不快の計測手法(一般セッション3)
- 顔画像解析による人間の快・不快の計測手法(一般セッション,事例ベースメディア解析)
- 量子コンピューティング最小置換回数問題への応用
- 量子コンピューティング最小置換回数問題への応用
- 量子コンピューティング最小置換回数問題への応用
- 量子コンピューティング最小置換回数問題への応用
- MCMCの基礎と画像解析への応用(テーマ関連/オーガナイズドセッション)
- MCMCの基礎と画像解析への応用(オーガナイズドセッション,CVのためのパターン認識・学習理論の新展開)
- 計算機統計と数学の連携(分割表の解析の最近の話題から)(セッション4)(日本計算機統計学会第16回大会報告)
- A-6 3元分割表の逐次検定の3因子交互作用の検出力
- 3元分割表の逐次検定の3因子交互作用の検出力
- 計算機統計と数学の連携 : 分割表の解析の最近の話題から(特別講演II)
- 整数行列のエシェロン形式と3元表上の酔歩(一般セッション3)
- 分割表の逐次条件付き検定の研究 (統計的方法とその応用)
- 統計量のp値計算への酔歩の応用(第13回日本計算機統計学会大会報告)
- 整数行列のエシェロン形式と3元表上の酔歩
- 統計量のp値計算への酔歩の応用
- 第2種の誤りを評価する無作用量の決定
- MCMC : 分割表への適用とその応用
- 計算代数統計学のためのRパッケージ : SGROEBNERの開発(Session 1A)