VPAによって推定された岩手県沿岸に生息するヒラメParalichthys olivaceusの資源変動と加入特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
岩手県沿岸に分布するヒラメ資源について,VPAを用いて1990年から2004年までの資源量を推定した。天然魚の資源量は65〜252トンで変動し,2002年以降減少傾向を呈した。放流魚の資源量は8〜63トンで変動し,種苗放流の事業化開始以降低水準で推移していた。放流魚の資源添加効率は放流数の増加に伴い低下する傾向が認められ,放流魚の生残に放流数が関連している可能性が示唆された。天然魚の加入量は再生産成功率に依存して変動し,浮遊期にあたる7月の沿岸域おける水温条件の影響を強く受けると推察された。
- 2006-09-15
著者
関連論文
- 垣網の大目化と端口の遮断網による定置網におけるエチゼンクラゲ対策
- 板鰓類資源の保全と管理における現状と課題
- 岩手の水産業の現状
- VPAによって推定された岩手県沿岸に生息するヒラメParalichthys olivaceusの資源変動と加入特性
- IV(2)都道府県水産試験研究機関にとっての水産学会(日本水産学会理事会・日本学術会議水産学分科会主催シンポジウム 水産学と日本水産学会の未来Part-III-行動する日本水産学会-,シンポジウム記録)
- 着底トロール調査から推定された岩手県沖合大陸斜面上における海洋ゴミの分布とゴーストフィッシングの実態
- 写真図鑑サメの世界, 仲谷一宏著, データハウス, (2007)/A5判, 87頁, 1,575円
- 日本板鰓類研究会(水産研究のフロントから)
- 三陸沿岸における春季異常冷水の接岸と水産業への影響 : -2006年の実態と既往の知見からその対策を探る- 速報
- 岩手県におけるヒラメの資源変動特性の評価に基づく資源管理と栽培漁業の再考 (総特集 浅海資源の管理と増殖--現状と課題)
- 魚類増養殖における復旧・復興状況
- 漁業の水揚げ状況と問題点(シロザケ, たら類)
- 東日本大震災で岩手県沿岸域に放置された底刺網の状態とゴーストフィッシンゲの実態