世界におけるヒト・ゲノム研究の現状
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概要
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日本学術会議は,1989年10月に総理大臣に対し「ヒト・ゲノム・プロジェクトの推進について」の勧告を行った。このプロジェクトは医学と生物学に重要な貢献をするだけでなく,薬学,情報科学,ロボット工学などに大きな波及効果をもたらすと期待される。諸外国の状況を見ると計画の進展に伴ってすでに実際の成果を生みつつあり,勧告はわが国での早急・重点的推進を求めている。また技術的・経済的問題のほかにその実施に伴う社会的・法律的・倫理的諸問題が予想され,早急にその検討を始める必要性が指摘された。
- 日本生命倫理学会の論文
- 1991-04-20