Structural Studies of Mesoporous Crystals Using Electron Microscopy
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
メソ多孔結晶は,無機物質(シリカ)の前駆体と界面活性剤が自己組織的に集合し,周期配列したハイブリッド構造である.焼成によって界面活性剤を取り除いたメソ多孔結晶は,一様な大きさのメソ細孔(2nm<細孔径>50nm)を持ち,大きな表面積と細孔体積を持つと同時に非常に狭い細孔径分布を示す.また,熱的,化学的に安定であることから触媒や吸着剤などとしての利用が期待され,さらに毒性が無く生体適合性を有することから薬剤伝達システムの担体としても研究が進められている.その一方で,その構造的な特徴から通常のX線を用いた三次元構造の評価が難しく,透過型電子顕微鏡(TEM)を用いた構造評価は非常に強力な手法である.本研究ではTEMを用い電子線結晶学をもとにメソ多孔結晶の三次元構造を評価した.
- 2006-10-20
著者
-
Terasaki Osamu
Structural Chemistry Arrhenius Laboratory Stockholm University
-
Sakamoto Yasuhiro
Structural Chemistry, Arrhenius Laboratory, Stockholm University
-
Sakamoto Yasuhiro
Structural Chemistry Arrhenius Laboratory Stockholm University
関連論文
- Structural Studies of Mesoporous Crystals Using Electron Microscopy
- Ordered Nanowire Arrays of Metal Sulfides Templated by Mesoporous Silica SBA-15 via a Simple Impregnation Reaction