クリーニ代数入門(チュートリアル,<特集>システム検証の科学技術)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
クリーニ代数は正規言語を公理的に取り扱うための代数的枠組みである.正規表現が計算機科学のいたるところに現れることを考えると,クリーニ代数が計算機科学に現れる構造の自然なクラスの性質を公理的にとらえ得るであろうことが容易に推測されるであろう.クリーニ代数の定義は,等式とホーン節で与えられるため,ある現象をクリーニ代数においてモデル化すると,その現象が簡単な式変形によって検証できるという特徴をもつ.本稿ではクリーニ代数の基本的な性質とそのプログラム理論への応用例について紹介する.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 2006-07-26
著者
関連論文
- 第1回 記述とは(記述の科学)
- 第2回 視点と形式的体系(記述の科学)
- 第3回 記述の構成と利用(記述の科学)
- 臨床情報学のための野外科学的方法--技術移転の方法論に向けて
- 抽象化を用いた検証ツール(システム検証の科学技術)
- 時相論理の充足可能性判定器のための論理式生成法(計算モデル,フォーマルアプローチ論文)
- 2. フォーマルメソッドのフィールドワーク(Part II:産業界への応用,フォーマルメソッドの新潮流)
- Equational Tree Automata : Towards Automated Verification of Network Protocols (Algebra, Logic and Geometry in Informatics)
- クリーニ代数入門(チュートリアル,システム検証の科学技術)
- システム検証における数理的手法の紹介 : 組込みシステムへの適用事例(組込みシステム特集号)