市民運動と自治体の環境政策 : 埼玉県所沢市ダイオキシン問題を巡る公害調停と行政訴訟
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概要
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かつて「産廃銀座」とも称された埼玉県所沢市周辺でのダイオキシン問題を巡る市民運動は、所沢市議会を後押しして議会に全国初のダイオキシン条例を制定させ、また所沢市長を突き動かして市に種々の新しい市民参加を設定させた。しかし、このような市民と所沢市との「協働」的関係は、市民と埼玉県との関係にあってはほとんど見られなかった。本稿では、ダイオキシン問題を巡る、市民と埼玉県との「ミスマッチ」の関係を、市民側が埼玉県を被申請人として提起した公害調停と、市民側が埼玉県を被告として訴えた行政訴訟の2つを柱としながら検討して、今後の市民・市民運動のあり様、及び地方自治体の環境行政のあり様を展望する。
- 沖縄国際大学の論文
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