地震時における消防力の効果的な運用(<特集>リスクへの挑戦)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
阪神・淡路大震災の事例に見られるように,大規模地震時には,多くの建物倒壊によって住民の生き埋めや,同時多発火災が発生することが予想される.これに対応する消防力は,人的・物的被害の大きさに比較して十分に対応するには非常に限られた資源である.この消防力を大地震発生後に戦略的・効果的に運用することが必要不可欠の課題となっている.本稿はこの問題に応えるため,震災時に必要な消防活動のうち消火活動と救出活動に注目し,同時多発した火災と救出事象に対して消防機関がどのような対応を行うことが最も効果的に被害を軽減しうるか,検討を行ったものである.
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
- 2006-10-01
著者
-
糸井川 栄一
筑波大学 大学院システム情報工学研究科
-
熊谷 良雄
筑波大学 大学院システム情報工学研究科
-
熊谷 良雄
独立行政法人科学技術振興機構
-
熊谷 良雄
筑波大学 大学院 システム情報工学研究科
-
糸井川 栄一
筑波大学 大学院 システム情報工学研究科
関連論文
- 市街地特性から見た日常生活事故発生要因に関する研究--東京都特別区を事例にして (平成20年度委託研修生研究論文)
- 首都直下地震における火災被害リスク低減のための戦略的な消防力運用に関する研究 : 消防力運用方法の切替え時期と被害軽減効果の分析
- 首都直下地震における火災被害リスク低減のための戦略的な消防力運用に関する研究 (平成19年度委託研修生研究論文)
- A-5 水害に対する住民のリスク認知と避難行動 : 平成18年7月豪雨・長野県箕輪町を対象に(A.被害予測と緊急対応)
- 新潟県中越地震における住宅の補修・再建に関する公的支援の現状と課題
- 新潟県中越地震による中山間地域集落からの世帯移転の要因と世帯移転が集落コミュニティに及ぼす影響に関する研究
- 地震時における消防力の効果的な運用(リスクへの挑戦)
- 簡易的火災延焼リスク算定のための基本モデルの構築と市街地集計データを用いたリスク概算の試み : 木造密集市街地における火災延焼リスクの簡易的評価手法に関する研究(その1)
- 3168 「消火・救出活動支援演算装置(CAS-FiRE)」における延焼計算の妥当性検証(延焼シミュレーション・消防力評価,防火)
- 実践的消防業務に即した消防活動支援システムの開発 : 「消火・救出活動支援演算装置」の開発(その1)(F.特別セッション G.一般セッション)
- 住宅耐震化に対する居住者の実施意図に関する研究--静岡市・千葉市・水戸市の一般市民を対象として
- 治水対策が住民の水害リスク認知に与える影響 : 利根川水系・真間川流域を対象に
- 震災時における地域防災力向上のための事業所初動対応力に関する基礎的研究 (第2部 平成17年度委託研修生研究論文)
- 実データに基づく耐震補強費用の実態と耐震性能向上効果
- 地域の潜在的復興力とソーシャル・キャピタルの関連分析
- 住宅の地震対策に対する居住者の実施意欲の構造分析 : 静岡市・千葉市・水戸市における比較
- 消費者が百貨店に求める社会的責任 : CSRにおける防災活動の位置づけ
- 地場産業における災害後の事業継続に関する研究 : 福井県鯖江市の眼鏡産業の事例
- 市街地特性から見た日常生活事故発生要因に関する研究 : 東京都特別区を事例にして
- 3.震災経験と地震リスクが地震報道に与える影響に関する研究 : 地方新聞を用いて
- マルチエージェントモデルによる介護保険施設における火災時の避難誘導に関する研究
- 新潟県中越地震における住宅の補修・再建に関する公的支援の現状と課題
- 南関東大震災を対象とした緊急消防援助隊の効果的な活用方策に関する研究
- 新潟県中越地震による中山間地域集落からの世帯移転の要因と世帯移転が集落コミュニティに及ぼす影響に関する研究
- 地震時の建物倒壊による胸部圧迫に関するバイオメカニクス的検討