知識社会と知的財産(<特集>知的財産権)
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概要
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近年,職務発明訴訟,アイコン特許訴訟など,「知的財産」に関する話題が増えている.これは知識社会が到来し,特許やブランドなどの知的財産の価値がはっきりと認識されたためである.貿易ルールも変わり,多くの国が知的財産を守らなければならなくなった.IT技術やインターネットの普及に伴い,売買の対象がモノ(音楽CDなど)から知的財産(音楽情報など)に変化している.このような環境の下で国際競争力を高めるため,企業は知財戦略を大きく変更し,各国政府は知財改革にまい進している.本稿では,知識社会と知的財産の関係,知的財産の定義と性質,知財ビジネスや知財改革の動きを報告する.
- 2006-08-01