レプトンの異常磁気能率と量子電気力学
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概要
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電子の異常磁気能率が発見されたのは1947年,それが量子電気力学による場の量子効果として理解されたのは1948年である.以来,実験値,理論値ともに精度を上げ,現在では電子では10^<-9>,その後に測定されるようになったミュー粒子では10^<-6>に及ぶ相対精度での比較検証が行われている.この精密検証を通じて,素粒子の標準理論を越える物理の探索,ひいては量子力学という考え方そのものの検証が行われている.その現状をお伝えする.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2006-08-05
著者
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