1982年フィンランド大統領選挙(4)
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概要
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ソ連は、1979年の第二次コイヴィスト内閣の組閣にあたって、保守の国民連合党の入閣に反対した。ソ連は、同党が入閣することによってフィンランドが西側に接近することを懸念したのである。また国民連合党が入閣できなかったことについて、ヴィロライネン国会議長は、それがケッコネン大統領による対ソ配慮に基づく措置であったことを示唆する発言をした。この発言をめぐり、両者の間で軋轢が生じ、権力闘争にまで発展するのであった。これは、1982年大統領選挙の帰趨にも影響を及ぼすものであったのである。
- 九州情報大学の論文
- 2006-03-22
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