3.コンピュータ将棋における全幅探索とfutility pruningの応用(<ミニ小特集>コンピュータ将棋の新しい動き)
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概要
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5月に行われたコンピュータ将棋選手権において,拙作のBonanzaが接戦のリーグ戦をすり抜け,幸運に助けられながらも優勝することができた.Bonanzaの思考アルゴリズムは,チェスで広く用いられている全幅探索の手法に基づく.将棋においても,全幅探索が有効な手法の1つになり得ることが示された.本稿では,このプログラムの仕組みを,探索アルゴリズムの概要と,特に将棋ドメインにおけるfutility pruningの応用に的を絞り,解説する.Futility pruningを行うことによるプログラムの棋力上昇が,次の一手問題の正答率に基づいて示された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-08-15
著者
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