学校向けネットワークの簡易な構築法
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概要
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[はじめに] : 現代社会ではIT化が急速に進み、パソコンの普及は今後も社会の発展へ大きなカギを握っている。パソコンの利便性の傑出しているところはネットワークの利用にあるといえる。限られた範囲のイントラネットから地球規模のインターネットまで、利用の都合に合わせ様々なネットワークで情報の伝達を行うことができる 本研究では、過疎の学校内部でのネットワークの構築を目的とした。過疎地域の学校では、IT関係の業者が頻繁に訪問することは難しいし、構築の専門職を派遣して作業を進めることも困難であると考えられる。したがって校内のネットワークに必要と考えられるWebページ公開、メール、ファイル共有といった機能の構築を現場の職員ですすめていかなくてはならない。そういった実情を考慮し、ある程度パソコンに精通しているものなら本論文に従って環境を整えていけば、確実にかつ、簡易にネットワークを構築できるような手法に関する研究を行った。 学校内のネットワークを実現する際には、予算面も大きな課題となってくる。そういった現場の状況にあわせプランを立ててきた。サーバにあたるコンピュータ他、必要台数のパソコン、ケーブル類などネットワークに必要な条件が揃っていれば、比較的安価で構築でき、また、管理も容易である。 本研究の成果により、ローカルネットワーク構築を必要としている学校の一日も早い目的の達成が期待できる。
- 山口大学の論文
- 2005-09-30