韓国高齢者の在宅サービス利用意向の規定要因に関する研究
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概要
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韓国の大都市居住高齢者が在宅サービスに対して、どのような利用意向を持っているのか、また、サービスの利用意向に関連する要因は何かについて分析した。調査対象者は、釜山市の在宅高齢者の中から無作為に抽出した500人であり、質問紙を用いた訪問面接調査を実施した。分析の結果、高齢者の在宅サービスに対する利用意向は、「介護関連サービス」、「生活関連サービス」、「医療関連サービス」という3つの因子に分かれた。高齢者の在宅サービス利用意向に影響する要因としては、高齢者の基本属性要因及び福祉意識、ソーシャルサポートに対する意識など意識要因が影響していることが明らかになった。今後の韓国における在宅サービスの整備の際に、また、高齢者に在宅サービスを提供する際に、このような要因を考慮した対応が求められる。
- 岡崎女子短期大学の論文
- 2004-03-25